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JMOのイングリッシュライティング教室:英語を書く際のヒント

第2回:E-WHAT??

インターネットやWWW (World Wide Web) が広く普及したことで、まさに「瞬間的な」コミュニケーションが可能になりました。今ではお互い簡単かつお金をかけずに連絡を取ることができます。
ネットやウェブで一番多く使われるのは「e-mail」あるいは「email」です(日本語の場合、どちらもEメールですね)。英語によるハイフンなしの「email」という表記は、ネットやウェブで見られる典型といえます。タイプする数を減らしてメッセージを短くするのです。あまり好まれないハイフンは省略される傾向にあります。

Eメールは「郵便」よりも安くて早いうえ、電話より押し付けがましくありません。また、ファックスよりも簡単であるなど優れた面がたくさんあります。しかし、同時に欠点もあります。スペルや文法が充分でない、言い回しがくどい、コミュニケーションが曖昧であるなどが欠点として挙げられます。

Eメール以外でも同じですが、上手な文章にこのような欠点はありません。上手なEメールを書くには次の3点が重要です。

1. 送信前にスペルと文法を「声に出して」確認する
黙読ではなく声に出して自分の耳で聞きます。その方が素早く間違いに気づくことができます。また、声に出すことで送信前に考える時間を持つことができます。

2. くどい言い回しをなくす
件名には重要で意味のあるものを記載します (例えば、「費用に関する貴社の問い合わせに対する回答 (Response to your message about cost)」ではなく、「YTBの料金について (YTB’s Translation Pricing) とする」)。
英語の場合、1センテンスを10〜15ワード(75文字)、文章全体を20センテンス(約1ページ)までにとどめます。

3. 伝えたい内容を完結にする
大文字の単語は避けましょう。Eメールで大文字だけを使うのは電話で叫んでいるのと同じです。怒りや脅しと受け取られてしまいます。
Eメール特有の「表現 (body language)」を使うのもよいでしょう。「顔文字(smileys)」(英語では「emoticons」と呼ばれます)を使って、ジェスチャーを加えたり、文章に表情をつけたりするのもおすすめです。
英語の顔文字は横から (左を上にして) 見ます。この点でまっすぐ読める日本語の顔文字は英語よりもいいですね (何と言っても顔を横にしなくてすむ!)


ただし、これらは「スラング(俗語)」と取られる可能性があるので、フォーマルなビジネス上での使用は避けましょう。

今回お話した「情報の内容」と「原稿の質」については私がアドバイスできる領域ですが、「学術的な価値」については皆さん自身が論文を書く最初の段階で特に留意しておく必要があるでしょう。次回は、実際に論文を書く上での各セクションの注意点についてお話したいと思います。それでは。

参考文献:CC Consulting, Ltd.; Interface, April 1991; KD Sherwood, A Beginner’s Guide to Effective Email.