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YTBのライティングスタイル講座

第2回:あいまいさを避けるためのハイフン

こんにちは。それでは早速第2回をはじめましょう。前回に引き続きハイフンについて説明していきます。今回のテーマは「あいまいさを避けるためのハイフン」です。

ハイフンは意味を取り違えないために使うこともあります。
ここではよく使う例を2つあげてみましょう。

使い方①同じスペルで意味をはっきりさせたいとき

ここでは「re-」で始まる単語を紹介します。同じスペルの単語であっても、ハイフンがあるかないかで意味が変わるものがあります。以下を見ていきましょう。

re-cover (張り替える)
recover (回復する)

re-creation (もう一度作ること)
recreation (レクリエーション)

re-formation (再編)
reformation (改革)

re-sign (もう一度サインする)
resign (辞任する)

通常、「re-」で始まる単語にハイフンは使いません。ただし、同じスペルで別の意味がある場合は、ハイフンを使ってどちらであるかをはっきりさせるのです。

ハイフンがいるかどうかは辞書で確認しましょう。迷った場合は、とにかく辞書を引いてください。ただし、イギリス英語では両方ともハイフン不要の場合もありますのでご注意を・・・。

 

使い方②同じフレーズで意味をはっきりさせたいとき

複数の単語が使われているフレーズでは、その意味について迷うことがあります。
たとえば、Portuguese language studentを例としてあげてみましょう。

考えられる意味は二通りあります。
「ポルトガル語を勉強している学生」
「ポルトガル人である語学学校の学生」

もちろん、前後の文や内容から判断することもできます。ただし、ハイフンを使えば、一目でどちらの意味か分かるようになります。

「ポルトガル語を勉強している学生」の場合、Portugueseとlanguageをハイフンでつなぎます。
Portuguese-language student
これで「ポルトガル語を勉強している学生」だとはっきりと分かるようになります。

以下も似たようなケースです。

old-car salesman (中古車のセールスマン)
old car salesman (年老いた車のセールスマン)

man-eating plants (人食い植物)
man eating plants (植物を食べる人)

fast sailing-ship (速い帆船)
fast sailing ship (速く航海する船)

ハイフンをつけることで、それぞれの意味の違いがはっきりと分かります。ハイフンがないまま文章の中で使われていると、読み手は一瞬迷ってしまうかもしれません。

辞書で確認できるルールはありませんが、必要に応じてハイフンを使ってください。

 

参考文献

The Chicago Manual of Style 15th edition. Chicago: The University of Chicago Press, 2003.
AMERICA MEDICAL ASSOCIATION MANUAL OF STYLE 9th Edition. Chicago: American Medical Association, 1998.
MLA Handbook for Writers of Research Papers Sixth Edition. New York: The Modern Language Association of America, 2006.