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JeffのEnglish Tips

 

引用符について

今回は引用符について見てみましょう。

まずは様々な形から見ていきましょう。曲がった引用符やカールした引用符はその形から「6(sixes)」とか「9(nines)」と呼ばれています。「‘   ’」や「“   ”」のようにシングルのものとダブルのものがあります。「6(66)」が最初にきて「9(99)」が後にきます。単語中や単語の後につく「9」はアポストロフィを意味します。曲がった引用符は通常、印刷文書や一般的なタイポグラフィで使用される標準的な形式です。

カールしていない 「'   '」 のような「まっすぐな引用符」と呼ばれる直線形のものもあります。機械式のタイプライターや単純な文書作成ソフトで使用されます。多くの場合、この引用符を使用するのはプログラマーか、作成した文書を別のソフトウェアで処理するときです(まっすぐな引用符に角がついたものもあります)。

まっすぐな引用符の場合も初めと終わりで同じ形のものが使用されます。またまっすぐな引用符は寸法を表す場合にも使用されます。たとえば5' 9" は5フィート9インチ(1.75 m)を意味しています。アメリカ合衆国以外のほとんどの国ではメートル法を採用していますが、フィートやインチ、とりわけインチは現在もディスプレイ(テレビ、モニターなど)や車輪(自転車、車、トラックなど)など特定の寸法単位に使用されています。

ワードなど高性能なワープロソフトでは、[ツール]メニューでまっすぐな引用符の有効・無効を切り替えることができます。シングルの「6」や「9」が必要かを自動的に判断する「スマートクォート」機能で置換することも可能です。

では引用符をどのように使えばよいのでしょう。まず考えるべきことは、どのように使うかではなく「どのように使わないか」です。日本語ではよく重要な言葉や語句を引用符で囲んで強調します。英語ではこうした強調の仕方はしません。こうした場合に一番よいのは文字そのものを強調することです。どうしても強調したい場合は伝統的に下線を使います。現在は太字イタリック体を使う場合もあります。

引用符は話した内容をそのまま直接記載する場合や、専門用語、特殊用語、外国の言葉*(初出時のみ)、定義、題名(書籍、会議など)を示す場合や、皮肉を込める場合に使用されます。国により使い方の慣例が異なるだけでなく、出版社ごとにも独自のルールがあります。大事なのは様々なスタイルがあることを理解したうえで、自分のスタイルに一貫性を持たせることです。以下に簡単なスタイルの見本を示します。

- 通常は直接話法を除いてすべてに一重の引用符を使用する。

- 直接話法には二重引用符を使用する。

- 直接話法中で引用する場合、会話には二重引用符、引用部分には一重引用符を使用する。

- 句読点が引用符の内側にくるか外側にくるかは、引用符が引用部分に含まれるかどうかにより判断する。

以下にいくつか例を挙げます。

In football a free kick taken directly in front of the goal with only the keeper defending is called a ‘penalty’.
(サッカーでは、ゴール真正面で行うキーパーと一対一の直接フリーキックを「ペナルティキック」といいます)

I had a delicious Italian dish called ‘risotto’.
(「リゾット」というおいしいイタリア料理を食べました)

“I ate ‘risotto’ again last night. It was delicious.” “What’s risotto?”
(「夕べまた『リゾット』を食べました。おいしかったです」「リゾットって?」)

“I can see the sea!” cried John.
(「海が見えるぞ!」とジョンが大声で言いました)

“I cannot hear the name Shakespeare without remembering that immortal line ‘To be or not to be’,” said Professor Sline.
(「シェークスピアという名前を聞くといつもあのすばらしい台詞、『生きるべきか死ぬべきか』が頭に浮かびます」とスライン教授は言った)

The ‘quiet discussion’ ended in violence. (Irony)
(「静かな議論」は暴力騒ぎに終わった。(皮肉))

以上が簡単な一例です。このテーマはとても複雑ですから他の使い方を目にすることもあるでしょう。あまり気にせず自分のスタイルに従ってください。

* 注意: 外国の言葉はイタリック体で表すこともできます。ただし、最初に出てくる場合だけです。


翻訳者の方へ: みなさんが日本語の引用符(たとえば「66」)を使用するところで私はいつもまっすぐな引用符を使用しています。参考まで。