大阪オフィス tel:06-6365-1286
東京オフィス tel:03-3230-4657
英文添削ご希望の方
英文添削ご希望の方はコチラ

JeffのEnglish Tips

 

大文字の使い方

大文字をいつ使うかについては少し混乱があるようです。日本では社名などがすべて大文字で書かれているのをよく見かけます。教養あるネイティブからすればこれはひどく不自然な印象を受けます。

ただし、ネイティブ自身が大文字を間違って使っている例もあります。ブログやインターネットオークションの商品説明ではすべてが大文字で書かれています。こうした使い方をすると、いい加減で、教養がなく、文法規則をよく理解していないと思われてしまいます。また自分たちが悪い印象を与えていることに気づいていないとも言えるでしょう。

大文字(上段文字とも言う。普通の文字は小文字や下段文字と呼ばれる)をいつ使うのか思い出しましょう。大文字は文の最初や固有名詞に使用します。固有名詞とは人名や都市名、川の名前や会社の名称などのことです。食べ物の名前は固有名詞ではありません。

固有名詞の前に「the」や「a」はつきません。ただし「the Mississippi River」などフレーズの一部になっている場合は別です。

固有名詞でも単語全部ではなく最初の文字だけ大文字にします。TOYOTAではなくToyotaとします。全部を大文字で書くと、大声でどなっているような印象になり、ページ自体がひどく見苦しいイメージを与えてしまいます。

もちろんこの規則にも多くの例外があります。特殊な効果を狙って単語やフレーズをすべて大文字で書く場合もあります。バッジやシンボルがその例で、車についているTOYOTAなどが該当します。さらにはタイトルや宣伝・プロモーション用のキャッチコピーなど、特別に注意を引きたい場合にもすべて大文字を使います。本では普通(必ずではない)表紙のタイトルにすべて大文字を使います。この例外として代表的なものはThe Chicago Manual of Style(シカゴマニュアル)です。ちなみにこのシカゴマニュアルはライターや編集者にとって必需品です。

名前を書くときファミリーネーム(姓)をすべて大文字にする人もいます。また封筒の宛名を書くとき、「OSAKA」や「JAPAN」と都市や国をはっきりと分かるように大文字で書く人もいます。

英語の申請書などは多くの場合、間違いを防ぐために「ブロック体の大文字」、つまりタイプライターのように飾りのないシンプルな書体の大文字で記入する必要があります。

こうした例外に共通しているのは、それらが文章の一部ではなく文章とは別の独立したものだということです。文章の中にある場合、固有名詞でも大文字にするのは最初の文字だけにするべきです。

そうは言っても、印刷物やホームページで社名をすべて大文字にすることにこだわる企業もあります。しかし、これは私には見苦しく思えます。このような書き方を実際書くときに真似しなければならないというルールはありません。BMWなどの会社はこれに当てはまりません。BMWとは略語になっています(Bayerische Moteren WerkeまたはBavarian Motor Works)。

要するに、日本人の中には大文字が日本語のカタカナに相当し、いつでも自由に使えると思っている人がいるようです。しかし、実際は小文字の方が洗練されていてスマートといえます。できるだけ小文字を使いましょう。Ferrari社のような一流企業は自社の製品にさえ社名を大文字で書くことは絶対にしません。フェラーリを持てるほどリッチでスタイリッシュなら、大声で「フェラーリ!」と怒鳴る必要がないことはお分かりですよね。