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七面鳥の話をしましょう(※1)

思い浮かべてみて下さい。12月25日、クリスマスの午後、英国中で主婦がローストターキーの準備をしています。いよいよ大きな鳥が焼き上がり、オーブンから引き出されます。あー、いい匂い!家族全員が食卓に集まり、こんがり焼き色がついた鳥にうっとりしています。七面鳥!これがなければクリスマスではありません。

しかし、いつの時代もそうだったわけではありません。シェークスピアの『十二夜』の中にも七面鳥の記述がありますが、英国で七面鳥がクリスマスの料理として一般的になったのはヴィクトリア朝時代の後期になってからです。それまでは、ガチョウ料理が一般的でした。みなさんも、クリスマスのガチョウを巡って物語が繰り広げられるシャーロック・ホームズの『青い紅玉』を覚えているのではないでしょうか?しかし、今日ではガチョウはその座を追われ、七面鳥が鳥の王様となっています。

七面鳥は北米原産ですが、今では世界中で育てられ、多くの国でクリスマスのメイン料理となっています。英国では、ローストターキーのスライスに、ローストポテト、パースニップやニンジンなど他の根菜のロースト、茹でたり蒸したりした青野菜、七面鳥の肉汁で作ったグレイビーソース、そして、もちろんスタッフィング (詰め物) が添えられます。スタッフィングには様々な種類がありますが、最も一般的なのは、タマネギ、一口サイズに角切りしたパン、パセリ、ソーセージで作られたものです。スタッフィングは、鳥の中に入れて調理するものもあれば、別のトレーで調理するものもあります。お腹に余裕があれば、メインディッシュに続いて“プラム・プディング”とも呼ばれる“クリスマス・プディング”がホワイトソースやカスタードソースとともに出されます。

七面鳥は世界中でとても人気なのに、なぜ日本では七面鳥をほとんど食べないのでしょう。七面鳥は美味しくて、クセも強くなく、チキンとは全く異なります。脂肪が非常に少ないため、とてもヘルシーです。おそらく、最もヘルシーと言えるでしょう。その上、値段もとても安いのです。最近、私は大きな七面鳥を100g当たりたったの52円で買いました。また、七面鳥を食べると体の緊張が解け、気持ちが落ち着くと言われています。

日本人があまり七面鳥を食べない理由の1つとして、日本のキッチンには大きなオーブンがないことが挙げられるでしょう。七面鳥は約2 kgの雛鳥から、本当に大きいものでは8 kgを超えるものまであるため、調理するのは一苦労です。また、ほとんどの日本人はこれまで七面鳥を食べたことがないため、買う気にならないのかもしれません。しかし、七面鳥を丸ごと1羽買う必要はありません。胸肉やモモ肉だけを買い、調理することもできます。外国のスーパーマーケットでは、調理済みの七面鳥が売られています。また、サンドウィッチのお店では、ターキーのサンドウィッチはとても人気があります。

七面鳥を丸ごと1羽調理する方法
七面鳥を調理するにはコツがいります。七面鳥は脂肪分が少ないためすぐに肉が乾いてしまうからです。また、七面鳥の足はとても太く、胸肉を調理するより足を調理するのに時間がかかるからです。これを解決するには、胸の皮と肉の間に空間を開け、そこに詰め物をすることです。これにより胸肉が乾くのを防ぐことができます。通常、七面鳥は低温で長時間、3.5~6.5kgの大きさの鳥であれば、170°Cで大体3時間~3時間45分ほど調理します。しかし、非常に低い温度 (130°Cくらい) で一晩中調理したり、高温で素早く調理したりする方法もあります。米国では、丸ごと1羽を油で揚げる方法が人気になりつつあります。これは少し危険なので、屋外で調理するのがいいでしょう。

さあ、これで七面鳥についてすべてお話ししました。悪いことは言いませんので、七面鳥を食べるチャンスがあればぜひ試してみて下さい!

(※1)「七面鳥の話をしましょう (talk turkey)」というのは、「ざっくばらんに話しましょう」ということです。