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2012年ロンドンオリンピック開会式

華々しい開会式で幕を開けたロンドンオリンピックは、2週間にわたる熱戦を繰り広げ閉会式の壮麗なミュージックショーに至るまで大成功を収めました。日本とイギリスの両国が、獲得したメダルの数で過去最高を達成したこともうれしい結果となりました。

開会式を振り返ってみて、趣向がお分かりになったでしょうか。イギリス人の多くが、英国風を誇張するあまり他の国の人たちが理解できたかどうか怪訝に思ったかもしれません。スタジアムでの進行に合わせてイギリス空軍の曲芸飛行部隊レッドアロウの低空飛行から始まり海軍の歴史的祝いの儀を紹介するフィルム映像が紹介されました。同時にセレモニー自体はツールドフランスの勝者ブラッドリー・ウィギンスが大きな真鍮のベルを鳴らしながら本物の羊と一緒に現れ田園生活を演出しました。

次にビクトリア時代の人々が映し出される場面に変わり、ケネス・ブラナー演じる世界有数の技術者イザムバード・キングダム・ブルネルの土地調査のシーンに。この農村風景は次に煙突ばかりの工場地帯の場面に切り替わりました。産業革命です。そこで男たちはオリンピックの5つの輪の作製に打ち込みます。出来上がったオリンピックリングは天空へと舞い上がりました。

次に映し出されたのは短編映画ばりの映像でした。ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグがバッキンガム宮殿に入っていくや、本物のエリザベス女王をヘリコプターまでエスコートしオリンピック・スタジアムに向かいます。その後二人がヘリから飛び降りるシーンで映像は終わります。すると会場の上空には本当にヘリコピターが現れ、ボンドと女王とおぼしき二人が突然飛び降り、パラシュートでスタジアムに着陸しました。その後すぐにエリザベス女王本人がスタジアムに入場し大喝采を浴びました。

次は、誰でも無料で保険サービスを受けられる英国の国営医療制度を称える様々な映像が実際の子供病院などを交えて紹介されました。また、たくさんの児童文学作品に登場する悪者を退治するためにメリーポピンズの32人の主人公たちが空から現れるという児童書紹介のシーンもありました。

ロンドン・シンフォニー・オーケストラが映画「炎のランナー」を奏でると、ローワン・アトキンソン演じるミスタービーンがシンセサイザーをピコピコ鳴らして割って入ったり、携帯メールしたかと思うとそれで鼻をかんだり奇想天外なトリックを披露しました。

開会式のラスト部分では、英国のテレビ番組、音楽、映画などを交え世界中でよく知られる英国文化が紹介されました。次に映し出されたのは、デビッド・ベッカム率いるオリンピック聖火隊がスタジアムを目指し高速ボートでテムズ川を下る現在進行中の映像でした。

そしていよいよ the Parade of Nations - 選手入場です。90分以上をかけて世界204か国のアスリートと大会関係者がスタジアムをパレードしました。選手入場が終わると、組織委員会のセバスチャン・コーと国際オリンピック委員会会長のジャック・ローグ伯爵のスピーチ、そしてエリザベス女王の開催宣言が行われ、花火が打ち上げられました。

そして五輪旗入場が行われ、聖火がスタジアムに到着すると、7人のアスリートが銅で作られた205個の花びらに火を灯しました。点灯した花びらを乗せた205本のパイプがゆっくり持ち上がり、一つの聖火台を形作りました。

再び花火が打ち上げられ、ポール・マッカートニーがヘイジュードを熱唱し、開会式は終了しました。

開会式をご覧にならなかった方々に雰囲気が伝わったでしょうか。観ても趣旨がよく分からなかったという方々には、少しでも理解が深まればと思います。