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世界は「フクシマ」をどう見ているのか

今、日本で最も意見が分かれる問題と言えば、おそらく原子力発電、特に福島第一原子力発電所の状況についてでしょう。現在の首相が原発の推進に強く賛成する一方、人気の高い元首相が反対を主張していて、国内は分断しているように見えます。海外ではこの状況をどう見ているのでしょうか。

当然、世界は「フクシマ」に注目しています。ここで起こることが、地球全体に影響を及ぼすからです。しかし、国内と同様、海外の意見も分かれています。日本と同じように、事故前から原発に反対していた人々は、現在の状況が原発の危険性を証明していると主張しています。一方、原発賛成派は、悪い状況さえ管理できることを証明していると主張しています。自らの立場を変えた人たちもいます。驚いたことに、地球温暖化防止に向けた二酸化炭素排出量削減の必要性は、原発の潜在的な危険性より高いと主張する一部の環境保護主義者もいます。

しかし、あの災害が世界の世論に衝撃を与えなかったわけではありません。例えばドイツでは、将来に向けて原発を段階的に廃止すると発表しました。しかし、ドイツはヨーロッパで最も強い環境運動家を抱える国です。そのため、現状の分析に基づいたのではなく、政治的な決断であったと述べる人もいます。一方、自国電力の約70%を原発から得ているフランスでは、そういった変更は一切発表されていません。英国では、評論家がフクシマの例を挙げて、自国内に一連の新規原子炉を建設する計画に反対しています。

フクシマの状況は、海外の報道機関も詳しく調査しています。作業員6名が汚染水を浴びた同発電所における最近の事故は、「うつ病、やる気の喪失、アルコール問題」といった事故の長期的な影響を受けた労働者に広がる士気の低下によると伝えています。多くの労働者が被ばく線量限度に達したため、あるいはストレスにより、またあるいは家族と暮らすために職を去り、結果として同発電所は労働者不足に直面していると報道されました。

注目を集めるもう一つは、4号機プールからの燃料集合体の取り出しです。国内外の評論家は燃料棒を動かす潜在的な危険性を強調していますが、今より安全な場所へ移動しなければならないことは誰もが認めています。問題は、TEPCOにその作業を安全に行う技術があるかという点です。この問題に対する意見は分かれており、日本と同様、世界も何が起こるかをひたすら注視することしかできません。