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イギリス料理はまずい?

イギリス料理はまずいと度々批判されてきました。今では決まり文句のようにさえなっています。おそらく日本のみなさんも同じ意見を持っているのでないでしょうか。これまで日本のテレビで作ったり食べたりする数多くの料理番組を観てきましたが、イギリス料理の特集を観た記憶はありません。悲しいことです。かつてのイギリス料理がまずかったとしても(この思い込み自体、私は誇張されていると思っていますが)、現在のイギリス料理はまったく違うものです。

世界のどのベストレストラン・ランキングを見ても、英国のレストランは上位に入っています。「Restaurant」誌が選ぶ世界のベストレストラン50の年間ランキングを見てみましょう。これは最も名高いランキングで、各国のシェフ、レストラン、レストラン評論家の投票に基づいています。今年の第5位には有名シェフの「ディナー・バイ・ヘストン・ブルメンタール(Dinner by Heston Blumenthal)」、第10位にはロンドンにある「レドベリー(Ledbury)」がランクインしました。ちなみに日本のトップは東京にある「NARISAWA」(14位)です。

2店が世界のベストテンに入るのは快挙です。その2店では間違いなくイギリス料理を出しています。シェフのヘストン・ブルメンタール氏はシェフであると同時に化学者であり、ベーコンエッグ味のアイスクリームや「ミートフルーツ」という奇妙な名称の「見た目はマンダリン・オレンジそっくりで、淡泊ながら濃厚な鶏レバーのパルフェ」といった素晴らしい創作料理を生み出しています。彼のもう一つのレストラン「ザ・ファット・ダック(The Fat Duck)」は2005年に1位を獲得しており、ブルメンタールは「分子ガストロノミー」(ただし、本人はこの言い方を嫌っています)の世界きっての主唱者の一人です。

ベストテンに入ったもう一つの「Ledbury」は一層正統派な味で、ゲーム肉(野ウサギやライチョウなど狩猟肉)が好きならもってこいのレストランです。

典型的なイギリス料理とは何でしょう。朝食から見ていきます。多くの英国人はボウル1杯のシリアルか2枚のトーストで1日を始めますが、時間が許せば「フル・イングリッシュブレックファスト」をいただきます。フル・イングリッシュブレックファストとは、目玉焼き、フライドトマト、ポークソーセージ、カリカリに焼いたベーコン、場合によって豆のトマトソース煮、それにたっぷりのパンとバターが一緒になった食事です。人気が高く、多くのカフェには「フル・イングリッシュブレックファスト、終日あります」と看板が出ています。もう一つの面白い朝食メニューは、ニシンの燻製「キッパー」です。値段の安い着色されたものは避けて、伝統的な長時間燻製されたものを選びましょう。最高のキッパーはマン島産と言われており、非常に美味です。ティータイムに食べることもあります。

ランチとディナーは品ぞろえ豊富です。英国人は肉(豚肉、子羊肉、鶏肉、カモ肉、牛肉など)を焼く(ローストする)ことを得意としています。ローストビーフは通常、「ヨークシャープディング」(卵・牛乳・小麦粉から作るバッター)、ローストポテト、青野菜、たっぷりの肉汁ソースと一緒に提供されます。

4時頃に取る「アフタヌーン・ティー」は日本の方にも馴染みがあるでしょう。メニューはバター付スコーンとお茶ですが、サンドウィッチやクランペットが入ることもあります。

紹介したいイギリス料理はまだまだあるのですが、ここでは大好物の2品、ミートパイとフィッシュ&チップスについてお話しましょう。ミートパイは手に持って食べられる小型のパイです。温かいものも冷たいものもあり、種類は豊富です。ポーク、ステーキ&キドニー、ミート&ポテト、チキン、素晴らしく美味なコーニッシュパスティがあります。英国風フィッシュ&チップスは、パブからの帰りに歩きながら食べてもよければ、家に持ち帰ってから食べることもできます。フィッシュ&チップスの販売店は「チッピー」と呼ばれています(ほとんどの人が家庭では作りません。各チッピーは独自の秘伝レシピを持ち、家庭では真似できない味を出します)。持ち帰り専門の店もありますが、多くは食堂と一緒になっています。様々な種類の魚に衣をつけて揚げます。最も一般的なのはタラです。大きい切り身を調理して、沢山のチップス(ポテトフライ)を添えます。忘れずに塩とビネガーをたっぷりとかけましょう。

書いているうちにお腹が空いてきました。何か食べに行きましょうかね。