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悩めるチップ:渡すべきか否か……

「チップを渡す」とは、基本価格以外のサービスに対して心づけを渡すことです。日本の習慣に不案内な(とりわけ、チップを渡すことが根づいた北米からの)外国人観光客を除けば、日本では誰も渡しません。このため、日本人が海外を旅行する際に問題が生じます。チップを渡すべきか、さらにいくら渡すべきかは国によって異なります。ここでは日本人観光客に人気がある旅行先について見てみましょう。

米国(ハワイ、グアム島を含む)
米国でチップは日常的です。サービススタッフの賃金が低いため、チップには収入を補う役割があります。チップは受け取った個人のものになるか、スタッフのあいだで分け合います。チップは、ホテル、レストラン、バー、タクシー、ゴルフコース、ヘアサロン、さらにはデリバリーサービス(ピザなど)でも渡します。つまり、個人的なサービスを受けた場合は、義務ではないものの常にチップが期待されます。レストランの場合、サービスに満足がいけば合計金額の15%~20%、サービスが特別に良かった場合はそれ以上をチップとして支払います。ジャパンタイムズによると、ラップ歌手のJay-Zはマイアミのナイトクラブで最近行ったアルバムのリリースパーティで、ウェイターたちに5万ドルのチップを渡したそうです。シャンパン代金が25万ドルだったことを考えれば妥当にも見えますが、それにしてもすごいですね。チップに関しては「悩む場合は払う」――こう覚えておきましょう。

カナダ
カナダにおけるチップのルールは米国とほぼ同じです。

中国
例えば外国人旅行者がツアーガイドにチップを渡すような場合を除くと、一般的に中国本土でチップの習慣はありません。香港でもチップは期待されませんが、ハイエンドのレストランでは請求書に「サービス料」が加算されていることがあります。サービスに満足した場合は、帰り際にテーブルにチップとして小銭を置くこともあります。台湾では、通常、チップの習慣はありません。しかし、高級レストランでは請求書に10%の「サービス料」が加算されています。ただし、これがスタッフに分配されることはありません。

韓国
韓国の場合、ホテル、レストラン、タクシーでチップを渡す習慣はありません。

タイ
タイでは一般的にチップの習慣はありませんが、レストランで支払を済ませた後、テーブルに小銭を置いていくのをよく目にします。

シンガポール
シンガポールでは通常はチップの習慣はありません。レストランやバーは通常10%のサービス料を加算しますが、台湾と同じくスタッフには渡されないため、本来の意味でのチップとは言えません。

英国
英国では通常レストランの請求書に10%のサービス料が入っており、義務ではないもののその分も支払うことが期待されます。サービス料が入っていない場合は12%位のチップを渡すのが一般的です。レストラン以外では、タクシー運転手やホテル従業員にもチップを渡すことがあります。それ以外に、チップの習慣はあまりありません。

ヨーロッパ
チップの習慣はヨーロッパ内で異なりますが、類似するパターンがあります。フランスでは、レストランの請求書にサービス料が含まれていますが、客がテーブルに若干のチップを置くこともあります。例えば、美容院などでの特別サービスに対して、少額のチップを渡すことがあります。ドイツでは、レストランの請求書にサービス料が入っていることがあります。入っていない場合は、一般的には合計金額の5%~10%のチップを置くのがよいマナーとされています。客がスタッフに請求書の金額を「切り上げてくれ(round up)」と頼むことがよくあります。例えば、請求書の金額が18ユーロであれば20ユーロに切り上げてもらいます。イタリアでは通常サービス料が含まれており、ウェイターはチップを期待しません。カフェやバーでは、客が給仕人に「お釣りはいりません」と言うこともあります。ヨーロッパでは国により若干の違いがありますが、サービス料が含まれていない場合には5%~10%のチップを置けばまず間違いないでしょう。

以上です。海外旅行をする日本人にとって、チップは奇妙な習慣に思えるかもしれませんがどうかお忘れなく。でも、うっかり忘れても悩まないでください。チップを渡しておくと、次回は格別によいサービスが期待できるかもしれません。ただし、米国においてチップは従業員にとって生命線になっていることも覚えておいてください。