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JeffのEnglish Tips

 

英語の中の日本語

日本語の中に英語の言葉がたくさんあることは誰もが知っています。では、英語の中の日本語はどうでしょうか。そう、実際、英語の中にもかなりの数の日本語があり、ウィキペディアにはそうした言葉がリストアップされています。ちょっと覘いてみましょう。

http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_English_words_of_Japanese_origin

びっくりですね! 英語を話す人は本当にこうした言葉を全部知っているのでしょうか。調べてみましょう。

まず始めに、かなり前から英語になっている言葉を見てみましょう。ここで気をつけておきたいのは、日本の伝統文化や芸術は、異国情緒豊かなものと見られていて、明治以来、西洋の学者や芸術家を魅了していること、そして、第二次世界大戦後、日本に駐在していたアメリカの軍人が本国に帰り、一般の人にもこうしたことがさらに広まっていったことです。また、新しい言葉は始めに専門家に知られて使われるようになり、それが一般に使われるようになるということです。

この初期、戦前のカテゴリーに属する言葉には、「bonsai」(盆栽)、「geisha」(芸者)、「kimono」(着物)、「mikado」(帝)、「origami」(折り紙)、「rickshaw」(人力車から派生)、「sake」(酒)、「shogun」(将軍)、そして「tycoon」(大君)が含まれます。これらの言葉はすべて、20世紀初頭に幅広い人々に知られるようになったといっても間違いないでしょう。たとえば、「The Mikado」はギルバート&サリヴァンの喜歌劇の名前で、1885年に初めて上演され、今日でも人気があります。

こうした言葉のほとんどが、「mikado」や「tycoon」のように、日本語としては古風で、今ではもう使われなくなっていても、元来の意味、そして多くの場合、音声も保っていることにご注意ください。

ウィキペディアには、さまざまな分野の専門家が使う言葉も挙げられています。「bunraku」(文楽)という言葉は、1920年に初めて使用されたことがミリアム・ウェブスター辞書に記録されています。

また、このカテゴリーには、日本語の武術の言葉も含まれます。「judo」(最初の使用記録は1889年)、「jujitsu」(またはjujutsu)(柔術)(1875年)、「kendo」(剣道)(1921年)、および「sumo」(1880年)などがそうです。少なくとも、これらの言葉の一部が一般の人々にも知られるようになったのでしょう。

次のカテゴリーは、最近になって英語に広まっている言葉です。この中には、1945年以降によく使われるようになったものや、もっと後になって、そう、1990年代から広まった言葉が含まれます。これらの言葉が専門家の知識から一般社会に広まったのは、正確にいつということはできませんが、大きく2つのグループに分けてみることしましょう。

最初のグループに入る言葉の多くは、一般の人々が伝統的な日本に興味を抱いていることを示しています。この中には「haiku」(俳句)、「honcho」(班長より派生)、「ikebana」(生け花)、「kabuki」(歌舞伎)、「koan」(公案)、「koi」(鯉)(観賞用のみの意味)、「sushi」(寿司)、「sayonara」(さようなら)、「soy」(後の「shoyu」も)(醤油)、「sukiyaki」(すき焼き)、そして「zen」(禅)が含まれます。

同時に、「aikido」(合気道)や「karate」(空手)のような多くの武術用語も使われるようになりました。

2つ目のグループの中心となるのは、現代日本の大衆文化や食べ物に由来するもので、「anime」(アニメ)、「karaoke」(カラオケ)、「manga」(漫画)、「ramen」(ラーメン)、「shiitake」(しいたけ)、「tempura」(てんぷら)、「tsunami」(津波)といった言葉です。

これらのグループは両方とも、一般に、日本語の音声と意味を保っています。

最後のカテゴリーは専門用語です。東洋や日本の料理に興味を抱いている料理人なら、ウィキペディアに載っている日本語を、たくさんは知らないとしても、いくつかは知っているはずです。これらには、「daikon」(大根)、「dashi」(出汁)、「fugu」(ふぐ)、「mirin」(みりん)、「miso」(味噌)、「nori」(海苔)、「sashimi」(刺身)、「soba」(蕎麦)、「tepanyaki」(鉄板焼き)、「umeboshi」(梅干)、そして「wasabi」(わさび)が含まれます。

同じように、さまざまな分野の他の専門家たちも、もちろん、ウィキペディアに記載されていない言葉をも含めて、専門語の日本語を覚えるようになります。

興味深いのは、こうした言葉のほとんどが、日本的なものを指すうえで限られた意味しか残していないことです。これらの言葉は本来の言葉に置き換わってはいません。たとえば、「kimono」は伝統的な日本の女性の正装を指しますが、日本語でいう一般的な衣類という追加的な意味はありません。「kimono」の複数形は、たいていの日本語由来の言葉と同様、形が変わらず「kimono」のままです。同じように、「dashi」も一般的な出汁ではなく、鰹から取る特定の出汁を指します。

この例外の1つに「tsunami」がありますが、これは以前に使われた「tidal wave」(高潮)にほとんど取って代わっています。英語でいう「tsunami」は巨大な波のことで、普通は海底地震によって引き起こされます。高潮だけが原因ではありません。

では、英語を母国語とする人は、ウィキペディアに記載されている言葉を全部知っているのでしょうか。英語を母国語としている話者はそうした言葉のいくつかを知っている、中にはかなり知っている人もいますが、全部を知っている人はおそらく、日本語を勉強している人だけ、そう言っても過言ではないでしょう。

追記
少し興味があったので、欧米にいる友人たちにちょっと調査をしてみました。ウィキぺディアに記載されている言葉のうち、3分の1から半分程度を知っているそうです。