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第17回:論文のDiscussion (1)

こんにちは。David McQuireです。今月からは数回にわけて、Discussionのセクションを解説していきます。

Discussionの目的は、研究の結果を読者に説明し、その結果を自分はどのように解釈するかの見解を述べることです。重要なポイントをみていきましょう。

1. 新しい発見を強調する。

2. 結果に基づいた結論を論理的に導く (文献を使って論理を裏付ける)。

3. 結果の (臨床的) 意義について考察する。
例:The main finding(s) of the present study was (were) that …

4. 研究の制約について考察する。
例:Limitations of this study …

5. 場合によっては、結果が支持する新しい仮説を提示する。
注意:仮説であることを明確にするため、単語としてhypothesis (hypotheses) を使うこと。

事実をそのまま述べるMethodsやResultsと異なり、IntroductionやDiscussionでは抽象的な概念を取り扱うことがあります。ここで特に注意したいのは、頭を巡らしてアイデアを組み立てたプロセスをそのまま文章にしないことです。

例えば私が校正する際も、著者の組み立てた概念的なアイデアは理解するのが難しく、著者の意図するところの多くは削ってしまうことがあります。たとえ英語のネイティブが書いても同じことです。読者を混乱させないように、明確かつ簡潔な文章にすることを心掛けましょう。

次回も引き続きDiscussionを書く際のヒントをお話していきます。それでは。

追記:多くのジャーナルでは、Discussionの最後に結論的なまとめを記述しますが、一部ではConclusionとして独立したセクションに結論を書くことが求められます。また一般的ではありませんが、ResultsとDiscussionを1つのセクション (Results and Discussion) とするジャーナルもあります。投稿を予定するジャーナルの投稿規程を確認しましょう。