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第22回:論文のReferences (1)

こんにちは。David McQuireです。今月からは数回にわけてReferencesのセクションについて解説していきます。

まず、なぜ参考文献が必要なのでしょうか。主な理由は2つあります。1つは、過去にアクセプトされた論文を使って自分の主張を裏付けたり、根拠を提示するためです。もう1つは、自分の論文の内容をふくらませる情報源として利用することがあります。自分の論文に引用した他の研究は、ジャーナルの投稿規程にかかわらず、Referencesのセクションにリストアップすることが必須です。 では、一般的な注意点を紹介します。

1. 本文中に引用した順に番号を付けてReferencesのセクションにリストアップする。

これはVancouver Styleといいます。ここでよくある間違いは同じ文献にもかかわらず新しく別の番号を付けてしまうことです。同じ文献を再び引用するときは最初に引用した箇所と同じ番号を使います。例を示します。

Drug X is a novel calcium antagonist, and once-daily administration has been reported to achieve a good antihypertensive effect (1). Drug X is well tolerated when used in combination with thiazide diuretics (2) or beta-blockers (1).

該当する文献が2件の場合は (1, 2)、連続3件以上の場合は (1-3)、連続しない複数の場合は (1, 3, 5-7, 9) と表記します。

また、ジャーナルによっては付番ではなく文献の著者名と掲載年度の記載を要求する場合もあります (Harvard Styleといいます)。例を示します。

Drug X is a novel calcium antagonist, and once-daily administration has been reported to achieve a good antihypertensive effect (Yamada, 2008a). Drug X is well tolerated when used in combination with thiazide diuretics (Yamada and Honyaku, 2008; Jimusho et al., 2008) or beta-blockers (Yamada, 2008b).

著者2名の場合はandで併記し、3名以上の場合はet al.を使います。同じ著者の同じ年度の論文は日付の早い順にa, b, c …を付けて区別します。

2. ジャーナルの投稿規程に合わせる。

引用した文献の情報 (著者名, ジャーナル名, 年, 巻, ページ) の表記方法、句読点 (. , : ;) の使い方はジャーナルによって大きく異なります。投稿規定には詳細な指示とサンプルが載っているので必ず確認しましょう。指示がない場合や迷ったときはUniform Requirements for Manuscripts Submitted to Biomedical Journalsを参考にします。

3. 各文献の情報が正確であるかを確認する。

ジャーナルの多くでは、投稿された論文の引用を原本と照合して確認することはしていません。スペルミスなど間違った情報がそのまま掲載されることを避けるためにも、文献の情報 (著者名, ジャーナル名, 年, 巻, ページ) は丁寧に確認しましょう。

次回も引き続きReferencesのセクションについてお話します。それでは。