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第7回:Curriculum Vitae (CV) の書き方 - パート2

前回は個人情報を集めて、CVまたはResumeを書く準備をしました。次に、その情報を見直して、応募する職業に関係がある部分を探していきましょう。そこを目立たせるのです。理想を言えば、応募先に合わせてCVは一回ずつ書くのがいいでしょう。もちろん集めた基本情報はすべて使いますが、強調する部分を決めて、応募先にあわせCVをきめ細かく書き直していきます。

強調する大事な部分を見つけるには、希望する会社について調べる必要があります。その会社についてできるだけたくさんのものに目を通し、ホームページを確認します。人を理解するときと同じように、会社についての理解を深めてください。

また、業界用語 (buzzword) を使うようにします。業界用語とは特定の職業に関連した言葉で、業界の誰もが使っているものです。求人広告にそうした専門用語が使われている場合は、CVに必ず含めてください。たとえば、e-learning (Eラーニング)、return on investment (投資収益率)、3G (第三世代)、next generation (次世代) などがあります。

この段階で、専門家の手を借りることを検討してもよいでしょう。Resumeの作成を専門にしている会社は数多くあり、たくさんのプロの人たちがそうしたサービスを利用しています。なかにはCEO(最高経営責任者)もいるぐらいです。WebでResume作成サービスを探してみてください。費用はそれほど高くありません。100〜200ドル程度でしょう。ただし、利用する会社は慎重に選んでください。

……まだ続きを読んでいますね。ということは、CVを自分で書くことに決めたのだと思います。それでは次に進みましょう。まず必要なのは、全体のスタイルを決めることです。CVの目的は面接にこぎつけることだと忘れないでください。CVは自分の広告です。できるだけ魅力あるものにしてください。人事部には、1つの職に対して何百通もの応募書類が送られてきます。そのため、1通1通にかけられる時間はほんのわずかです。必ず好印象を持ってもらえるCVを作成しましょう。

何ページ書けばいいか。

CVに決まった長さはありません。1ページの人もいれば、2ページ、3ページの人もいるでしょう。重要なすべての情報がはっきりと読みやすく書かれていれば、1ページが最もよいと思われます。たくさんの職歴があり、それを記載したいのであれば、2ページ目に書いてもよいでしょう。ただし、魅力あるものにしてください。

どのスタイルで書けばいいか。

これも個人の好みですが、応募する会社と国に合ったものにします。

CVには2つの基本的なスタイルがあります。時系列に基づいたタイプと機能や能力に基づいたタイプです。時系列タイプは、自分の情報を一連の一般的な項目、学歴、職歴などにまとめて書きます。機能別タイプは、最初に就職を希望している職業に必要と思われる能力や技能を書き、そこに個人情報を書いていきます。これは「targeting your CV (CVの絞りこみ)」と呼ばれ、アメリカで広く採用されています。イギリスでも広がりを見せています。ただし、実際に書くのは難しいため、この方法で書きたいのであれば、専門家の助けが必要でしょう。

時系列タイプを見てみましょう。最初は個人情報から始めます。正式または伝統的なスタイルは以下のようになります。

Curriculum Vitae

Personal Details:
Name: Saori Suzuki
Date of Birth: 1st April 1986
Nationality: Japanese
Address:
4-1-10 Nishi-Nippori
Arakawa-ku
Tokyo
116-0005
Japan

E-mail: ssuzuki@yahoo.co.jp

Home Tel & Fax: 03 555 1234
Mobile Tel: 090 555 4321

Marital Status: single

Personal Statement

もっと現代的で、略したスタイルは以下のようになります。

Saori Suzuki
4-1-10 Nishi-Nippori
Arakawa-ku
Tokyo
116-0005
Japan
E-mail: ssuzuki@yahoo.co.jp

Home Tel & Fax: 03 555 1234
Mobile Tel: 090 555 4321
Born: 1st April 1986    Nationality: Japanese   Marital Status: single

Personal Statement

以下のように住所をページの一番上や一番下に書くこともできます。

4-1-10 Nishi-Nippori, Arakawa-ku, Tokyo, 116-0005, Japan
E-mail: ssuzuki@yahoo.co.jp
Home Tel & Fax: 03 555 1234, Mobile Tel: 090 555 4321

アメリカでは、雇用者が年齢、性別、人種、結婚歴を質問することが禁止されています。そうした情報は含めないようにしてください。 次に、自分の個性と目標の概略を記載します。これには、Personal Statement (身上書)、Objective Statement (志望動機)、Career Statement (職務経歴書)、Position Desired (希望職種) など多くの言い方やスタイルがあります。ここはCVの中でも特に重要な部分です。前回書き出した自分の個性をもう一度見直し、応募する職業にふさわしいものを選んでください。応募する会社の職位が分かっている場合はそれを利用します。その職業に自分が適している理由を2〜3行にまとめてください。

CVでは、Personal Statementだけでなく他の部分でも、「I (私)」や「my (私の)」といった表現は避けます。たとえば「I (私)」を使わず、「experienced translator seeks supervisory position (経験豊富な翻訳者が管理的な職種を探しています)」といった表現にします。また可能な限り、achieved (達成した)、accomplished (遂行した)、established (確立した)、managed (管理した)、sold (販売した) など、動的な行動を表す動詞を使います。

次に、前回集めたその他の情報を記入します。項目は、学歴、職歴、技能、興味を持っていることや趣味、話せる言葉、持っている資格や免許などです。新卒者の場合、最初に学歴を書きます。働いた経験がある場合は職歴を最初に書きます。それぞれの職業や履修科目で学んだこと、達成した内容の簡潔な説明も忘れずに記載します。

最後に、一番下の行に "References available on request.” (信用照会先は要求あり次第提出いたします) と記入します。

これでほぼ完成です。見栄えはどうですか。見た目よく仕上げて、見る人の注意を引くようにします。ごちゃごちゃした感じは避けてください。必ず「余白」を多く残すようにします。余白は重要な部分を強調し、人の目を引き付けるのに役立ちます。新聞や雑誌の広告を見て、余白がどのように使われているか調べてみてください。

CVをどのように魅力ある個性的なものにするかは個人の判断次第ですが、作成時に利用できるものもあります。Microsoft Wordの英語版には、いくつかResume用テンプレートが用意されています。MicrosoftのWebサイトにはさらに多くのテンプレートもあります。

http://office.microsoft.com/en-gb/templates/CT101043371033.aspx

カラープリンタがあれば、いくつかの欄を色づけしてCVを目立たせることもできます。色のついた紙を利用してもいいでしょう。ただし、色の使いすぎには注意が必要です。必ず受け取る会社側が受け入れられるものにしてください。

最後にスペルミスがないか丹念に見直したら、誰か、たとえば教師や友人、同じ業界の人にCVを見てもらいます。アドバイスをよく聞いて、柔軟に修正してください。それでは皆さんの幸運をお祈りします。

次回はカバーレターについて見ていくことにしましょう。