論文を書き始める前に次の点を考慮することが大切です。 1. 目的は何か 2. 伝えたい情報は何か 3. 読み手は誰か このようなアドバイスは、メディカル・ライティングやサイエンティフィック・ライティングの書籍やホームページであればどこにでも記載されています。しかし、これらは基本中の基本として重要視されていますが、ときどき軽視されていることも事実です。 論文を書く目的や伝えたい情報は、書き手によって様々です。ここでは読み手について考えたいと思います。みなさんにとって、対象となる読み手は、おそらく英語で報告書を読む同じ分野の研究者であると考えられます。こうした研究者は世界中にたくさんおり、また英語を母国語としない人も多いと思われます。 したがって、読み手のことを考えるならば、明快で簡潔かつ正確な英語を書くことが、誤解を招くことなく自分の主張を伝える最良の方法になります。しかし、残念ながら、このことを実現するには、克服しなければならない壁がいくつかあります。 コメントの受け付けは終了しました。
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筆者
Dr.McQuire |